Wei Fang  イボウ/ウェファン

維坊の紹介

	維坊は、済南と青島の中間に位置し、2007年、 維坊経由で青島済南新幹線開通、さらに2012年、維坊から済南経由で北京上海間、高速新幹線「高鉄」が開通された。 新幹線  青島維坊（１時間）   済南維坊(１時間)   いずれも約1時間1便。
	注： www.lailaichina.com 青島案内人 www.an-nai-nin.com は、      正規観光バス会社のバスのみ利用します。 青島空港-維坊：120キロ、2時間  青島市内-維坊：150キロ、3時間

泰安市（たいあん-し）はチャイナ人民共和国山東省西部に位置する地級市である。封禅の儀式が行われる山で五岳のひとつ・泰山が位置し、道教・仏教の中心としても多くの文化人や参拝客を集めてきた。人口の98.7%を漢族が占め、他に回族などが居住する。
面積 7,762 平方km。東経116度02分から117度59分、北緯35度38分から36度28分にかけて広がる。東西176km、南北93kmの市域は全体に山がちで、中央に泰山が位置する。

北は省都・済南、北東に莱蕪、東に?博、東南に臨沂、南に済寧と接する。西は聊城市、および黄河に接し、その向こうは河南省である。

泰安は大陸性気候で、モンスーンの影響を受ける。平均気温は、最低が -2.6度（1月）、最高が26.4度（7月）、年平均降水量は697mmである。



泰安は新石器時代の大文口文化に属する出土品が見つかっている。春秋時代と戦国時代には斉や魯が支配した。秦は博陽と名づけ、泰山のあるこの地を重要視した。

唐は乾封県を、北宋は奉符県を、金は泰安軍を、明は泰安州を置き後に泰安県とした。

1958年に泰安市となり、1963年に一旦県になったが、1985年に地級市・泰安市が設置された。


機械製造、鉱業、冶金、化学工業、建材製造などが主な工業活動。山東省の重要な炭鉱地区・鉄鋼業地域である。鉱業資源は、石膏、天然硫黄、石炭、石灰石、石綿など。石膏・硫黄はチャイナでも生産高が首位である。また、農業も盛ん。肥城の桃（佛桃）、泰山の赤鱗魚・赤霊芝・板栗（栗の一種）などは有名。また漢方薬の原料も採取される（四大名薬：何首烏、紫草、黄精、四葉參）。


封禅の儀式が行われる山として名高い。 道教の聖地である五つの山（＝五岳）のひとつ。五岳独尊とも言われ、五岳でもっとも尊いとされる。 ユネスコの世界遺産（複合遺産）に登録されている。
主として「東岳大帝」（同「泰山府君」）と「碧霞元君」（同「泰山娘々」）と「眼光?々」を祀っている。泰山府君は病気や寿命、死後の世界の事など、生死に関わること全般に、また碧霞元君は出産など、女性に関する願い事全般に、そして眼光??は目に利益があると、それぞれ信じられている。その人気は普陀山の観音信仰と比せられる程で、チャイナ大陸での人気を二分している。


泰山玉皇頂そもそも、泰山では東岳大帝が最も重要な神位として祀られてきた。後漢代には「俗に岱宗（＝泰山）上に金篋･玉策があり、人の年寿の脩短をよく知る」（『風俗通』巻2）と記されている。つまり、泰山の山頂には人間の寿命の定数を記録した原簿に相当する帳簿が置かれているという信仰が存在していた。下って魏晋南北朝より唐代頃になると、その帳簿を管理する、人間界同様の組織の存在が想定されるようになる。こうして、長官としての泰山府君が出現し、その配下の官僚としての泰山主簿、泰山録事、泰山伍伯等の存在が生み出されてくるのである。

　

維坊凧 山東民間では凧を作る歴史が長い。沢山の地方では凧を作っているが、中でも維坊凧が有名である。維坊凧は、明の時代にさかんになり、清の中期――干嘉年間さらに普及した。維坊で七年間県知事を勤めた鄭板橋は『懐かしい潍県』の中に“紙の花が空一面に飛んでいて、かわいい女の子がぶらんこに乗って遊ぶ。五色の薄絹のスカートが風に吹かれ、蝶と美を競って、春を戻させようとする”という詩を書いて、その時に人々が凧揚げをする習俗をいきいきと描いた。維坊凧は竹、絹、紙を主な原料として、組み立て、絵付、貼り、糸つけなどの工程で作られ、その造形取材の範囲はとても広い、人物、鳥類、魚海老類、容器、伝統図案など、すべてが対象になる。構造から分けると、維坊凧は平面、浮かび彫刻、立体の三つがある。形から分けると、柔らかい翼、硬い翼、排子、筒子、串式などがあり、毎種類は小、中、大と超大のがある。 楊家埠木版年画 明の時代から始まり、清の咸豊、光緒年間になると高まりを迎える維坊楊家埠木版年画は、山東の木版年画の代表楊家埠木版年画あり、天津柳柳青、蘇州桃花坞の年画と立ち並んで、“チャイナ三大民間年画”といわれている。楊家埠木版年画は寓意、誇張、象徴、変形の手段で主題を表す。図案はバランスが取れ、いきいきしている。絵の線は簡潔で、通りがよい。色合いは鮮やかで、対比が強い。主に農民生活の趣や民間風習を反映し、小説や民間伝説を題材としたものもある。楊家埠木版年画の形式が豊かで、農家では、正門から東、西、南、北の部屋の門まで、応接間からオンドル、窓の上、窓の横、天井、かまどの壁、まで、殻物置き場や牛飼い場のさくにまでも特定の年画を飾る。また結婚式、葬式に張る年画もある。楊家埠木版年画は北方の農村では農民に好まれる。 銀の象嵌した漆器 銀の象嵌 した漆器は潍坊の特殊な工芸品で、今までに百年余の歴史がある。品種が多く、最初は文房具、例えば、朱肉入れ、印鑑はこ、墨つぼ、筆立て、文鎮を主として、それから大型のほうに発展し、例えば、たんす、ベッド、ソフアー、テイーテーブル、つえ、屏風なども作るようになった。その原料は貴重なもので、木材はベニノキが多く、はめこむ材料は金銀糸で、ペンキ屋が使う材料が天然漆である。制作も複雑で、材料の選び、成形、組み立て、彫刻、はめこみ、うるしの塗りなどの多工芸あり、とりわけはめ込み工芸の要求が一番厳しい、精細である。はめこみの図案は文字、人物、鳥類、獣、昆虫などある。銀の象嵌した漆器は木、金、銀、漆を一体にして、かき、彫刻、はめこみ、貼りを融和し、できあがった漆器が真黒、古めかしくて優雅な色彩、情緒に富む。酸とアルカリに強く、熱さにも強い。鑑賞価値も実用性もある。何度も国家級の貴重な贈り物として、高い褒め称えを受けている。 維坊布玩具 維坊布玩具は伝統的な民間風格と濃い生活趣に富み、国内外で好評を受ける。カラー絹布、綿ネル、毛皮、カラー糸、金銀糸、中空ビードなどを原料とし、デザインした見本にしたがって、裁断、裁縫し、形を作って、中に木粉を入れ、眉毛や眼、装飾品を貼ってからひもを締めるとできあがる。この伝統的な工芸品は民間の袋物のぬいとり、虎形のような帽子、虎形のような靴などの針仕事から転じてきたものである。現在は伝統品種を生産するとともに、新しい品種の開発にも努める。鑑賞性のある玩具を生産すると同時に、鑑賞と実用を結びついた新しい品種も生産した。例えば、針さし、針入れ、金入れ缶、金袋、財布、飾り物、スリッパなど、人々に愛用される。 安丘いちご 安丘いちごの栽培歴史は長く、改革開放以来、全市のいちご栽培面積が年々大きくなる。1995年石埠子鎮は“チャイナいちごの郷”と命名された。安丘いちごは大きく、味かげんがちょうどいい。独特な香りがあり、ビタミンCの含有量が多く、生で或は冷凍して食べられ、ジャムやジュースにも利用される。安丘いちご栽培技術はチャイナ北方で一番進んで、一年中産出できる。地元のほかに、遠く北京、上海、天津、青島などの都市にもうりさばいている。真冬や早春に産出するいちごは、ほとんどがホテルに納品され、日本にも輸出され、供給不足になる。 www.lailaichina.com 来来チャイナの農業視察でよく見学する。 安丘アスパラガス 安丘アスパラガスは、多年生の高級野菜類で、70年代はじめ、外国から輸入されて、80年代以来、速いスピードで発展してきた。安丘は山東省で最大のアスパラガスの生産、輸出基地の一つである。1995年に“チャイナアスパラガスの郷”と命名された。質が滑らかで、繊維が柔らかくて、新鮮でおいしく、濃い香りがある。食欲をさそい、消化も促進し、すぐれた保健食品で、癌、心臓病、高血圧などに効く。輸出品はインスタント冷凍アスパラガス、アスパラガスの缶詰など23規格、55種類ある。ドイツ、フランス、オランダ、イギリス、アメリカ、日本などの国へ輸出し、農業輸出収入の主な商品になる。www.lailaichina.com 来来チャイナの農業視察でよく見学する。 昌楽西瓜 昌楽は温帯モンスーン地区に位置し、春の到来が早く、温度の差が大きい。全県の沙土壌の面積が大きく、カリウムの含有量が非常に豊富で、西瓜を栽培するためのいい自然条件に恵まれる。昌楽の西瓜栽培歴史はすでに150年余あり、もとは“金山西瓜”と呼ばれた。有名な昌楽宝蜜西瓜は丸い形で、皮が黒く、しまがある。薄くてパリパリする。切るとき、刀で皮を押したら、よく澄んだ“がちん”という音が聞こえ、刀に沿って裂けると、そこには真っ赤な果肉が現れ、良い香りがする。 青州水密桃 青州市の名果物の一つ。栽培歴史が長く､品種も多い。晩熟、柔らかい肉質、甘い味、鮮やかな色、長期間保存できることから、有名になり、献上品にもなる。青州水密桃は９月下旬から10月上旬までの間に成熟し、ちょうど晩秋初冬、他品種の桃がすでに売り切れた頃、青州水密桃だけがでまわっいる。果色が鮮やか、果肉が豊満、肉質がもろくて甘いから売れ行きがいい。青州水密桃は栄養たっぷり、おいしいだけでなく、その薬用価値も高い。その根、皮、葉、花、実は全く薬材として使われ、中でも桃の種のさねは高価値の漢方薬である。 青州干し柿 柿はオレンジ色、丸形、栄養たっぷりでおいしい。栽培歴史が長く、品質が上等。以前から賛美されてきた。柿は青州果物の生産に重要な位置を占める。全市果物生産量の三分の一以上を占める。地元の優良品種――小萼子という柿を加工した干し柿はやわらかくて、白粉が厚い、国際市場で高い評判を受ける。日本への年輸出量が3000トン。 青州煙草 八十年以上の栽培歴史があり、全国の三大産地の一つ。青州煙草の特徴は葉が黄金色、油の含有量が高い、適度な厚さ、中間香型である。チャイナ、大前門、牡丹などの上等煙草を生産する材料になる。ここの煙草は三つの特徴がある。品質がいい、製造工芸がいい、地元の環境、気候条件がいい。生産場所は煙草生長に好条件の青州彌河の両側に集中する。 全蝎（さそり） 沂山の特産で、形が大きく、質がよく、産出量が多いことで有名である。『临朐県誌』（光緒年間）の中に“全蝎八足あり、人がそれを食用し、南には珍しい”と書いてある。『临朐続誌』の中に“全蝎は南西山に生息し、谷雨の前に見られ、地元の人が山に行ってその穴を掘り、取ってから容器に入れ、市場へもって薬材として売り、料理して食べることもある”というふうに書いてある。清初にも外省の商人が全蝎を購入しに临朐へきた。『聊斋志異』の中に“蝎客”という物語がある。現在、谷雨から立夏前後までは、沂山の回りに全蝎を取りに来る人が群れをなし隊をつくる。全蝎の年産量は1500キログラムを超える。沂山全蝎は効き目のよい薬で、鎮痛、解毒、鎮けい剤として使用される。珍しい山の幸でもあり、国内外のお客様に好まれる。 維坊大根　 大根は栄養たっぷりで、特にビタミンCの含有量がりんご、オレンジ、梨の５〜８倍にもなる。薬用に解熱解毒、去痰鎮咳、寛中和胃、また、消化不良、ゆうつう、息がつめ、などにも効く。 潍坊で穫れる大根は、郊外の“高脚青”が一番有名である。この大根は両端の太さが同じで、皮のほとんどが地面に露出するから、十分に日にあてたから、皮が真っ青になることで名づけられた。この大根はパリパリしていて、あまいうえにやや辛い。しばらく置いておくと、もっとおいしい。“高脚青”の食べ方にはいろいろあり、生で食べるのが一番いい。落ちると、すぐさけるから、“大根は梨よりすぐれる”という言い方もある。だから、民間ではよく大根をプレゼントとして親類にあげる。細ながく切って、お茶といっしょにお客様をもてなすこともある。民間には“よく大根を食べ、よくお茶を飲むと、医者はいらず”という言い方もある。 臨句奇石 臨句には色や形が様々な石がたくさん取れる。例えば、“神様がかいたようだ”といわれる五彩石、波のしぶきの石、紫金石など、また世界一といわれる山旺化石。これらのいろいろな形をする奇石は形や、紋様をもって大自然の美妙造化、天と地の魅力を表す。図案石は歴史老人の雑談、現代若者の歌う姿勢、“船が万重山を通り抜く”のような絶唱、“梁祝がチョウに変わる”のような美しい伝説などある。県内に江北地区の一番大きい奇石卸売り市場、万石堂、チャイナ奇石館、奇石通りなどの規模雄大、多種類の奇石展示、販売市場を建てる。临朐はもう全国の奇石販売の中心地になる。 土偶 高密県聂家荘辺りから始まった独特した民間芸術品で、“家荘土偶”とも呼ばれる。明快な風格、鮮やかな色彩、生き生きとした姿態、濃く強い地方民風の趣で国内外に有名である。土偶玩具の形像は神話物語、芝居人物、女官、鳥類、獣などを取りいれる。技術上は他の民間芸術を取り入れ、写実と誇張を融和する。例えば土偶の虎は子供が履いた虎の頭のような靴、かぶった虎の頭のような帽子を手本にして作ったものである。その頭が大きく、肢体が太く、腰が短く、特に頭部が突出し、虎の口が目立たせる。また年画の大幅塗る手法も使い、口、眉毛、尾を真っ赤に染め、鼻、耳を緑に染める。虎の尻に花をかき、頭部の下が黄色の地色に赤い花や緑の葉をかき、体のほとんどが白色である。動かせると、“ウーウー”の荒々しい音を立て、まるで威風あたりを払った、百獣を震え上がらせる姿勢でありながら、かわいさも浮かび出る。猿の土偶はあしが細長く、色が鮮やかで、子猿が親猿の肩に伏せ、ピンクの顔に黒く光っている目をして、利口さまがいきいきとする。揺すると、かん高く細い音をたて、親子がむつまじく話しているようである。